地方公務員の産業振興業務!

今回紹介するのは、

産業振興に関する仕事

です。

説明会やインターンなどで、紹介される業務としてはナンバーワンなのではないでしょうか??
いわゆる花形部署と呼ばれる仕事にはなるかと思います。

ざっくりの内容としては、経済活動(産業、農業、林業、漁業などすべて含める)を活性化させることを通じて、その地域や国の活力を高めていくための仕事をする部署です。かなり民間の営業と似た仕事内容になることも多く、希望者も多い部署です。大体スポットライトが当たるのは、産業分野に関することが多いですが、(私も産業部門に関する仕事を長く経験しました)それが以外にも、幅広く、手掛けているのがこの部署です。

この部署内で想定される仕事は、大体どの自治体(主に県庁などの)でも、以下に大別されるかと思います。

1.総務部部門
2.商工・産業部門(私が長く居た部署)
3.金融部門
4.観光部門
5.農林水産部門(地方自治体によっては独立している場合もある)
これらを順に説明していきます。

総務部門

これはどの部署にもあるので、これといった特徴はないのですが、部署の中では重要な役割を果たしています。
一番は何と言っても予算です。

公務員にとって(民間企業でも同じでしょうが)、予算は何の事業をするにしても必ず制約としてついてきます。
例えば、新しくイベントを始めるという方針が係で決まったとします。そのイベントの担当者になった場合は、そのイベントにいくらかかるのか試算しながら、予算書というものを作成していきます。予算の積み方は後述するため省略しますが、これはかなり骨の折れる作業です。こうして相当苦労して各係が作った予算書を精査するのが、総務部門です。
実際は、予算は産業振興グループはじめ、教育、都市整備など、それぞれのグループで取りまとめられ、財務グループで最終のオッケーが出れば、執行いうことになります。財務での査定が一番厳しいのですが、この財務での査定に進む前に、まず、各グループの総務部門で査定を受けるわけです。
ここでは、財務で門前払いを食らわないために、仲間といえども、各係から上がってきた予算書を徹底的に絞ります。理屈の通らない予算の積み方をしていれば、どんどん注文を付けて各係に作りなおさせます。いわゆる予算の門番になっているわけです。なので、かなりの肉体・精神の充実が要求される部署ですので、エリートコースを歩んでいる職員が配属されることが多いです。
また、これは私の経験上は、自治体ごとに仕事の幅が違っている部分もあって、ある自治体では、予算の精査だけ行って、財務への予算書の説明は各係の管理職(担当が行う場合もあり)が行う場合や、ある自治体では、総務部門で予算を精査したのち、総務部門が予算書を引き継いで、財務へ説明する場合があります。圧倒的に業務的に厳しくなるのは、後者であることは言うまでもありません。

そのほかにも、そのグループ内の人事を扱ったりする人事の仕事や、広報(これはあくまでのそのグループの広報のみに関すること)などもありますが、一番の仕事はこの予算の精査があげられるかと思います。

非常にやりがいもありますが、毎年、残業時間数はトップクラスになる、非常にハードな仕事になることが多いです。

商工・産業部門

こちらの説明は分量が多くなるので、次の記事に引き継ぎます。

3.金融部門

こちらは、金融の知識を駆使して業務を行う部署のため、元銀行マンや証券マンなどの中途採用の職員などが配属されることも多い部署です。これも自治体によってかなりの幅がありますが、銀行などと連携して、企業への融資の優遇策を検討したり、企業の資金繰り支援として、クラウドファンディングなどの手数料支援の政策を企画している自治体もあります。また、地元の商工会議所との関係を調整するような仕事もあります。

観光部門

こちらは、非常に仕事内容が多岐にわたります。基本的には近年は、海外の観光客を呼び込むことが全国でのトレンドになっており、英語が堪能な職員が、海外の展示会に行き、PR活動を行ったり、広告代理店などと協力して、ポスターやテレビCM、動画など様々な媒体を使って発信する仕事が多くなります。外部の方との調整作業が多いため、コミュニケーション力の高さが要求されます。

農林水産部門

農林水産物の安全に関する調査・指導、食育の推進、食品の生産情報の提供促進、食品産業の振興・育成はじめ、農畜産業の振興対策に関すること、水産業の振興対策に関すること、漁業の調整及び取締り、漁船・船舶・漁業等に関すること、林業・林産物の振興対策に関することすべてを網羅します。花形の部署としては、地域の特産品をPRするイベントを企画したりと、外部へプロモーションする仕事もあります。
【農業振興系の仕事の内容】
〇農業改良普及、農業災害対策
〇農業技術の普及・技術革新
〇普及指導活動の総合支援
〇農林水産業に関する試験研究
〇農業担い手の育成、農業経営の法人化、農地流動化、企業等の農業参入、農業後継
者育成
〇食料安全

続きは次回です。